以前、日本陶磁協会の森孝一先生が、日本陶磁協会現代陶芸奨励賞北陸展の記念講演で、これから「力のあるやきもの」を作っていかないといけないと言われていました。それは、その頃自分が考えていたことそのままで、非常に共感したことを覚えています。
それでは「力のあるやきもの」とは何でしょうか?
やきものを作るひとそれぞれに、それぞれの「力のあるやきもの」はあるでしょうが、
私が思うには
①手をかけ過ぎないこと
②土が土であることを消さず、活かすこと
③形が整いすぎないこと
などがあります。
あくまで、私個人の越前焼作家としての意見です。
この3つを守ればすべてそうなるわけでもありません。
1窯焼いた場合の数点ほどしか自分でもそう思えません。
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